体験談

あぁ・・足りない・・!

投稿日:

僕は急いでいました。2件目の取引先との会議に遅れそうだったからです。「なんでこんな時に限って雪まで降るの?」いつもなら会社の車で廻るところを慣れない電車で移動していたとき、僕は思わず心の中で叫んでいました。するとどうしたことでしょう、現実の僕も大きな声で叫んでいました。

なんと駅の階段を2段踏み外したのです。無様に転がる体、どこからともわからない笑い声・・。僕は必死に態勢を整え辺りに構わず一気にダッシュ・・のはずだったのですが、挫けました。心も足も・・。気がつけば足が腫れている。焦りました。

どうしよう・・。心が折れました。しかし、どうにかしなければいけない。僕は周囲を見回し近くにコンビニがあるのを発見、足を引きずりながら店内に入りしばし考えました。今 何を買えばいいのだろう?コンビニで湿布は売ってない?氷?大げさすぎる。あれやこれや考えていると、時間がないのにはたときずき、よし そうだ?タクシーで取引先まで行こう。だがまてよ。タクシーに乗るお金がない。そうか、今 コンビニでしなければいけないこと、それはお金を借りることだ。

そう思いコンビニのATMによりお金をおろし、痛い思いを噛み殺しながらタクシー乗り場にたどり着いて、唖然としました。タクシー待ちの長蛇の列、雪で停まった電車を見捨てた多くの人がそこにはたむろしているではありませんか。僕は思わず心の中で叫びました。「ごめんなさい・・」取引先にはたどり着けず、足はいうことを効かない。僕はあれから悟りました。心に余裕をお財布にも・・少しの持ち合わせをとです。